そもそも、マッサージピールとは「PRX-T33」というピーリング剤を肌に馴染ませながらマッサージをしていく施術のことです。
「PRX-T33」は、これまでのピーリングとは異なる新しいピーリング剤として注目を集めています。
具体的には様々な肌の悩みに対応可能で、肌のハリやツヤ感がアップし、若々しい肌をキープしていくことが可能です。
また、他の施術との組み合わせとしても選ばれています。
マッサージピールの施術時間はおよそ15~30分となっていて、短時間で施術ができる点も魅力でしょう。
従来のピーリング剤は、肌表面を剥離する作用があり、皮がむけてしまう、赤くなる、ヒリヒリするというような刺激がありました。
肌が敏感な方は、刺激が強いことでピーリングを受けることができないケースもありましたが、マッサージピールの場合は、皮がむけてしまうというリスクが出にくいため、これまでのピーリングよりも受けやすくなっています。
さらに、これまでのピーリング剤とは異なり、肌の深部まで薬剤が浸透しますので、従来のピーリング剤では得られなかった肌のハリやツヤなどの効果も期待できます。
マッサージピールでは、以下の悩みを解決することができると言われています。
・毛穴
・ニキビ
・ニキビ跡
・クレーター
・シミ
・たるみ、肌荒れ
なお、マッサージピールの施術は、1回でもハリやツヤは実感できますが、くり返し施術を行うことで、上記の効果をしっかり実感できるものとなっています。
マッサージピールを受けることで、具体的にどのようなメリットがあるのか詳しくお伝えします。
マッサージピールは毛穴に効果的です。
真皮まで薬剤が浸透することで、コラーゲンの生成を促すことができるので、肌の内側から弾力を高めることができ、特にたるみ毛穴に対しての効果が期待できます。
真皮層まで薬剤が浸透し、コラーゲンの生成を促すことができるマッサージピールは、くり返し施術を受けることでニキビ跡やクレーターなどの改善効果も期待できます。
ただし、ニキビ跡やクレーターは、肌の深部までダメージが起きている状態のため、マッサージピール単体では期待するような効果が得られない可能性もあります。
マッサージピールは、肌のターンオーバーを促すことができるため、ニキビや肌荒れの改善効果も期待できます。
マッサージピールは、配合されている成分が、真皮を刺激することで肌の弾力を増す作用が期待でき、たるみ改善にも効果的な施術です。
マッサージピールには、コウジ酸と呼ばれる成分が配合されていて、この成分がメラニンの生成を抑えてくれるため、シミや肝斑にも効果的です。
ダウンタイムが少なく、受けやすいと言われているマッサージピールですが、肌質によっては下記のような症状が発生する場合もあります。
マッサージピールは基本的に皮がむけることが少ない施術です。
しかし、肌のターンオーバーを促進させる作用があることから、皮剥けが起こってしまう方もいます。
皮剥けが起きた場合は、無理に剥がすことはしないようにしてください。
マッサージピールの薬剤は、塗布する際にピリピリとした刺激を感じる場合があります。
我慢できないほどではありませんが、薬剤が肌にのっている状態が長いと、ピリピリ感も強く出てしまうため、痛みが感じられる場合は看護師さんに伝えて早めに薬剤を流してもらいましょう。
お肌が敏感な方は、施術後に赤みが出てしまうことがあります。
赤みが出てしまった場合、通常1~2日ほどでおさまりますが、なかには1週間ほど赤みが続く方もいます。
マッサージピールで使われている薬剤は、ネットの個人輸入代行サイトから購入することが可能になっています。
ネットで購入すれば安く手に入れることができるので、クリニックよりも安い価格で施術できますし、予約してクリニックへ足を運ぶ手間も省けます。
マッサージピールは、3週間に1回のペースで行うことで効果を実感しやすくなると言われていますので、こまめにクリニックに通えない方は、セルフで行いたいと考えるかもしれません。
セルフで行う詳しいやり方についても、実際にセルフマッサージピールを試された方がやり方を紹介していることから、自分でやってみようと挑戦される人は増えているようです。
マッサージピールの薬剤が個人輸入できることから、ご自身で薬剤を購入し、自宅でセルフマッサージピールを行うことができるようになりました。
クリニックでは、肌に薬剤を塗りこんで流すという工程で施術が行われているので、この方法なら、自宅でも簡単にできそうというイメージがあるかもしれません。
しかし、セルフマッサージピールは自己責任となり、万が一肌トラブルが起きても、保証はありません。
お肌を綺麗にするために行う施術で、肌トラブルが起きてしまっては元も子もないでしょう。
実際、マッサージピールを行っているクリニックでは、セルフマッサージピールは推奨していません。
セルフマッサージピールは危険と言われても、なにが危険なのか分からなければ、自分でやる方がお得と感じてしまうかもしれませんね。
ここでは、マッサージピールをセルフで行うと危険とされている理由を解説。
セルフマッサージピールについてSNSやブログなどで紹介され、実践されている方がおられます。
しかし、医療的な知識を持っている方が書かれたものではないブログやSNS投稿を真似て自分で行うのは危険と言わざるを得ません。
クリニックでは、看護師が肌の状態を見ながら薬剤を塗布していきますが、知識のない一般人がこれを行うことは難しく、正しい方法で行えていない可能性があります。
マッサージピールの効果を発揮するためには、肌状態に合わせた薬剤塗布を行わなければならないことから、セルフでは期待する効果が得にくいと言えます。
マッサージピールはダウンタイムの少ない施術となっていますが、肌状態を確認して施術を行う必要があります。
肌状態が正しく確認できていない場合、肌トラブルを起こしてしまう可能性もあります。
クリニックでは、肌状態が悪い場合は、施術を行うことを中止しますが、セルフで行う場合、自己責任となってしまいます。
正しい判断ができていないと、肌の状態が悪化してしまう可能性もあるのです。
マッサージピールの薬剤は、通常医療機関しか購入することができないものとなっています。
個人輸入代行サイトで購入する薬剤は、どのようなルートで薬剤が確保されているか分からないだけでなく、薬剤がどのように管理されていて、どのように配送されているかが不明です。
保管方法や配送方法で薬剤の品質が変わってしまうこともあるため、効果が実感できなかったり、肌トラブルが起こる危険性もあります。
薬剤に対して保証されている正規販売店から購入しているのは、医療機関のみです。
マッサージピールの薬剤は、1回の購入で3~4回使用できると言われています。
開封した薬剤は冷蔵庫で保管する必要がありますが、ご家庭の冷蔵庫で保管となると、正しく管理できない可能性があります。
クリニックでは、多くの患者さんがマッサージピールを受けるため、薬剤の回転率が速いですが、セルフの場合はご自身が使うだけとなり、次に使用する時に薬剤が劣化している可能性もあるのです。
薬剤の状態が悪くなっていることに気が付かず使用してしまうと、効果が期待できないだけでなく、肌トラブルが起こる可能性もあり危険です。
セルフマッサージピールの危険性についてお伝えしました。
個人輸入できる薬剤ですが、個人輸入サイトには偽物の薬剤が出回っているケースもあります。
もし偽物の薬剤を購入してしまった場合、効果が実感できないだけでなく、肌トラブルが起こる可能性もあります。
また、マッサージピールは、正しい方法で行わなければ期待する効果を得ることができないため、やり方を熟知している看護師がいるクリニックで受けるようにしてください。
KILI CLINIC 院長/医師
笠 智就(りゅう ともなり)
2009年 香川大学医学部 卒業
2010年 熊本大学医学部附属病院 卒後臨床研修
2012年 熊本大学医学部附属病院 整形外科
2013年 熊本赤十字病院 整形外科
2016年 共立美容外科
2020年 共立美容外科 岡山院院長
2022年 KILI CLINIC開院
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