ボトックスで食いしばりは解消するのか

はい。咬筋にボトックスを打つことで、食いしばりや噛みしめを緩和させることができます。
ストレスにより食いしばり、歯ぎしり、噛みしめ癖がついている方は多く、これにより顎がだるくなったり、歯がかける、すり減ってしまうというような症状が出ている方もいます。食いしばりがひどくなると顎関節症のリスクも高まりますし、頭痛や肩こりといった症状で悩まれる方も多いです。

歯がすり減っていたり、歯が痛いというような場合、歯医者さんで治療を受けてください。食いしばりや噛みしめ癖を緩和させるボトックスに関しては、歯科医院で対応していないケースもあります。
多くの歯科医院では、マウスピースの装着を勧められますが、装着することが難しい方などが相談に来られることも多いです。

打つ位置はほぼ同じですが、小顔効果を得るための治療ではないため、注入量などに違いがあります。ただ、食いしばりや噛みしめ癖を解消するボトックスをされた結果、小顔になったという声もあります。

食いしばりや噛みしめ、歯ぎしりは無意識のうちにされている方がほとんどです。ボトックスを行うことで、これらの症状が緩和されるので、施術から1週間前後で、顎が楽になった、肩こりが楽になった、頭痛が起こりにくいというような効果を実感できるでしょう。

ボトックスを打ってすぐは、硬いものが噛みにくいと感じる場合があります。次第に慣れていきますが、施術から数日は、硬い食べ物は避けたほうが良いでしょう。

ボトックスの効果は永久ではありませんので、4ヶ月から6ヶ月程でだんだんと元に戻っていきます。数回施術を受けることで、だんだんと筋肉の力が弱くなっていくため、継続しなくなっても食いしばりや噛みしめ癖が改善されたという方もいますよ。