眉下リフト（眉下切開）に失敗するとどうなる？施術後のリスクを医師が徹底解説

上瞼にある余分な皮膚を切除してパッチリ二重を実現させる眉下リフト。

たるみが気になる方にとっては非常に嬉しい手術ですが、失敗すれば大きなリスクを背負うことになります。

「本当に眉下切開なんてやって大丈夫？」どうしても不安になってしまいますよね。

この記事では眉下リフトのリスクや失敗についてわかりやすく解説しています。

眉下リフトの手術を検討している方は、ぜひ下記に記載された内容を参考にしてください。

眉下リフトのリスクや失敗について

上瞼がコンプレックスの方にとって、それを簡単に取り除ける眉下リフトは非常に便利な美容整形手段です。

しかし、この施術にはメリットと同時にデメリットも存在しています。まずは眉下リフトのデメリットをご紹介します。

傷跡が残り続ける

第一に挙げられるのは傷跡です。眉下リフトに失敗したケースでは上瞼の皮膚を切除した跡が残り、非常に目立ってしまいます。

通常、切開後にみられる線は徐々に薄くなっていきます。しかし、経験の浅い医師が担当した場合は傷跡が残るリスクが高くなります。

そこで、眉下リフトを施術するクリニックは慎重に選びましょう。

完全にたるみを除去できないことも

続いて皮膚のたるみが残ることも挙げられます。

とはいえ、このたるみに関しては完全な失敗とは言えません。

加齢によって身体の器官が衰えるのはご存知ですよね。

実は、瞼を上げるために必要な筋肉や腱膜が衰えたことで皮膚が垂れ下がっていた場合、施術後にあまり変化がみられないケースもあるのです。

加齢に伴う身体の変化には眉下リフトでも完全には対処できません。施術する場合、たるみを除去しきれない可能性も留意すべきです。

イメージとの差異

眉下切開を終えた後、イメージとの差異に言及する方も少なくありません。

患者と医師の両者に認識の齟齬があった場合、患者側は特に「自分の考えていた術後のイメージと違う」と感じやすいです。

Kiliクリニックでは、手術前のカウンセリングを徹底して失敗を防ぎます。

手術自体は成功しても、このように小さな点を見逃して失敗する可能性もあります。

眉下リフトには複数のデメリットが存在しますが、事前に術後のイメージを固めておくことでこの問題は解消できます。

気になった点があれば、カウンセリングの際に必ずご質問ください。

眉下リフトが失敗する原因は？

先の項目で眉下リフトがメリットだけを享受できる手術でないことは充分に理解していただけたと思われます。続いて眉下リフトが失敗する原因にも触れていきましょう。

ひとつは前述した通り、経験の浅い医師が原因です。

また、眉下リフトをおこなう前に生じるデザインミスも挙げられます。

診察や施術の際、医師は患者の顔全体のバランスを確認する必要があります。

上瞼の皮膚を切除する前だけでなく、施術後も均整の取れた顔を維持しなければならないからです。

しかし、この時に目と眉毛の適切な距離を医師が把握できないとデザインミスが起こり、両瞼のバランスが不揃いになる恐れがあります。

眉下リフトが失敗する原因は執刀する医師の経験と技術力にあるのです。

施術後の経過について

施術に失敗した場合は傷跡が治らなくなることに言及しましたが、通常、眉下を切開した際に出来た傷跡は半年程度で癒えます。

その反対に、数ヶ月経っても傷跡や皮膚の凸凹が目立つケースもあります。

眉下リフトは眉毛のラインに沿って手術するため傷跡が目立ちにくいと言われていますが、どうしても傷が残ってしまう場合もあります。

いずれにせよ、失敗しなかった時でも術後しばらくは傷跡が残るので充分に注意が必要です。

眉下リフトのダウンタイムは？

眉下リフトの後は内出血が生じることもあります。これらの症状は１〜２週間ほどで落ち着きます。

腫れは１ヶ月ほど続きます。

シャワーは当日、洗顔は施術翌日からしていただいて問題ありません。

個人差によりますが、1週間で抜糸、１ヶ月で傷は落ち着いてきます。

また、Kiliクリニックでは施術後に化膿止め、痛み止めをお出ししておりますので、万一不安に思われる方もご安心ください。

まとめ

この記事では、眉下リフトのリスクや失敗について医師が簡潔に解説しました。

疑問は解消できましたでしょうか。あらためて要点を振り返ります。

・手術の失敗後に傷跡やたるみが残ることがあるが、問題なく施術が完了した場合でも一定期間赤みや腫れは引かないため注意が必要。
・眉下リフトが失敗する主な原因は担当する執刀医の経験不足とデザインミスにある。
・加齢に伴って生じたたるみは眉下リフトを終えても完全に取り除けないことがある。

眉下リフトは外見のコンプレックスを解決するだけでなく、瞼の重さから生じる頭痛と肩こりも解消できる手術です。

本格的に眉下切開を検討している方はぜひKiliクリニックにご相談ください。

一人一人に寄り添ったご提案をさせていただきます。

記事監修医師プロフィール

KILI CLINIC 院長/医師

笠 智就(りゅう ともなり)

2009年 香川大学医学部 卒業
2010年 熊本大学医学部附属病院 卒後臨床研修
2012年 熊本大学医学部附属病院 整形外科
2013年 熊本赤十字病院 整形外科
2016年 共立美容外科
2020年 共立美容外科 岡山院院長
2022年 KILI CLINIC開院