針を刺す深さで、肌のどの層に働きかけるかが変わってきます。角質層、表皮、基底層、真皮層というようにダーマペンの針を刺す深さで、どの部位へ作用するのかが異なってくるのです。
0.2~0.25mmの深さで施術をすると、角質層への効果が期待できます。角質層は、肌の表面部分となりますので、ニキビ治療に効果的です。ただし、赤く炎症を起こしていたり、膿んでいるニキビがある場合、肌の状態によってはダーマペンが行えない可能性があります。白ニキビの状態でダーマペンを行うことで、ターンオーバーを促進させることができ、ニキビの悪化を防ぐことにつながります。
0.5mmの深さで施術をすると、表皮層への効果が期待できます。小じわや表皮のたるみを解消することができます。皮膚が薄い目元の小じわにも0.5mmは効果的です。シワやたるみが深くなってしまう前の予防にもなります。
1.0mm~2.0mmの深さで施術をすると、基底層への効果を期待できます。基底層は、表皮と真皮の間にあたる層です。新しい皮膚の再生を促すことができるので、エイジング効果、色素沈着の改善、クレーターのニキビ跡などへの効果を期待できます。
2.0~3.0mmの深さで施術をすると、真皮層への効果を期待できます。毛穴の開きを改善させる効果が期待できる深さです。真皮のたるみが原因で起こるたるみ毛穴をしっかりと引き締めていきます。
針を刺す深さが深いほど、しっかりと効果を実感できるのでしょうか?
針を刺す深さが深いほど、真皮層に働きかけることができるため、エイジング効果は高くなります。しかし、肌の状態によって、ダウンタイムが長引いてしまったり、肌トラブルが出てしまう可能性もあります。
そのため、どなたでも針の深さを深くすれば良いとは言い切れません。当院では、その方に合わせた針の深さを提案させていただき施術していきます。
ダーマペン4は、針を刺す深さで、肌のどの部分に働きかけるのか異なることが分かりました。肌の悩みに合わせて、肌状態に合わせて深さを設定することで、より効果的に施術をすることができます。医師とよく相談して、針の深さを決めましょう。
KILI CLINIC 院長/医師
笠 智就(りゅう ともなり)
2009年 香川大学医学部 卒業
2010年 熊本大学医学部附属病院 卒後臨床研修
2012年 熊本大学医学部附属病院 整形外科
2013年 熊本赤十字病院 整形外科
2016年 共立美容外科
2020年 共立美容外科 岡山院院長
2022年 KILI CLINIC開院
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ダーマペン4は、針の深さで効果に違いがありますか?