肌は、角質層・表皮層・基底層・真皮層というような構造になっていますが、ダーマペンではそれぞれの層にアプローチできるように細かく針の深さを設定できます。針の深さでアプローチできる層が異なることから、解決できるお悩みも違ってくると言えます。
0.25㎜の深さで施術をすると、角質層への効果が期待できます。角質層は、肌の表面部分となりますので、ニキビ治療に効果的です。ただし、赤く炎症を起こしていたり、膿んでいるニキビがある場合、肌の状態によってはダーマペンが行えない可能性があります。白ニキビの状態でダーマペンを行うことで、ターンオーバーを促進させることができ、ニキビの悪化を防ぐことにつながります。
0.5㎜の深さで施術をすると、表皮層への効果が期待できます。小じわや表皮のたるみを解消することができます。皮膚が薄い目元の小じわにも0.5㎜は効果的です。シワやたるみが深くなってしまう前の予防にもなります。
1.0㎜~2.0㎜の深さで施術をすると、基底層への効果を期待できます。基底層は、表皮と真皮の間にあたる層です。新しい皮膚の再生を促すことができるので、エイジング効果、色素沈着の改善、クレーターのニキビ跡などへの効果を期待できます。
2.5㎜の深さで施術をすると、真皮層への効果を期待できます。毛穴の開きを改善させる効果が期待できる深さです。真皮のたるみが原因で起こる毛穴をしっかりと引き締めていきます。
ダーマペン+PRX-T33(ヴェルベットスキン)では、どれくらいの深さで施術することが多いのでしょうか?
個人差はありますが、ダーマペン+PRX-T33(ヴェルベットスキン)では、1.0~2.5㎜くらいの深さで設定することが多いです。
針を深く刺したほうが、効果が出るのではないのでしょうか?
確かに針を深く刺せば、真皮層にしっかり働きかけることができ肌の再生力は高まります。しかし、無理に深い設定で行うと、炎症性の色素沈着が起きたり、腫れが出るということもあり注意しなければいけません。
深くすればするほど良いというわけでもないのです。肌の状態を拝見させていただき、おひとりお一人の状態に合う深さで行っていきます。
特に、ダーマペン+PRX-T33(ヴェルベットスキン)は、ダーマペン単体の施術とは異なり、PRX-T33(ヴェルベットスキン)でも刺激を与えることになるため、深さの設定は慎重に行います。浅く穴をあけるだけでも、真皮層にマッサージピールの有効成分はしっかりと届きます。
ダーマペンの施術を単体で受ける時と、針の深さは異なるのでしょうか。
解消したいお悩みによっては、針の深さを深くすることもありますが、最初から深めに設定して行うのではなく、様子をみて調整していくようにします。
ダーマペンとPRX-T33(マッサージピール)では、マッサージピールの薬剤そのものが真皮層まで届くように作られているため、浅めの設定でも真皮層へ働きかけることはできます。
ダーマペンとPRX-T33(マッサージピール)を組み合わせたヴェルベットスキンでは、針の深さは一人ひとりのお悩みや肌状態で異なってきます。
深く刺せば効果が出ると言われていますが、ダウンタイムが長引く、炎症性色素沈着や腫れのリスクが高まるというようなこともあるため、医師とよく相談して深さを決めるようにしましょう。
ダーマペン+PRX-T33(ヴェルベットスキン)に関する施術はこちら
KILI CLINIC 院長/医師
笠 智就(りゅう ともなり)
2009年 香川大学医学部 卒業
2010年 熊本大学医学部附属病院 卒後臨床研修
2012年 熊本大学医学部附属病院 整形外科
2013年 熊本赤十字病院 整形外科
2016年 共立美容外科
2020年 共立美容外科 岡山院院長
2022年 KILI CLINIC開院
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先生、ダーマペン+PRX-T33(ヴェルベットスキン)では、針の深さで効果に違いがありますか?