初めて注入治療をされる方は、皆さん不安になっていることも多いようですね。しかし、しっかりと知識を持っている経験豊富な医師が施術を行うことで、副作用のリスクは少なくなりますよ。
ただし、副作用の中には、どうしても起こりやすいものもありますので、事前にリスクについても知っておくためにも副作用についてご紹介します。
・内出血や腫れ
ボトックスを注入する際は針を使います。注入箇所に、内出血や腫れが起こる可能性があります。特に皮膚が薄い箇所への注入では、内出血が生じやすいです。内出血は1週間から2週間ほどで消失します。
内出血はメイクで隠せる程度のケースが多いです。腫れに関しては、注入直後はプクっとした感じになるものの、次第に落ち着きます。
・注射の痛み
ボトックスは、注入時に針を刺しますので痛みを感じることがあります。痛みが不安な方は、麻酔をしてもらって注入すると良いでしょう。
・アレルギー反応
ボトックスは、稀にアレルギー反応を起こす方もいます。赤みや腫れ、痒みなどが強い場合は、アレルギー反応という可能性もあるため、症状が長引く場合は、クリニックに連絡をしましょう。
・左右差
ボトックスでは、施術する医師の技術で仕上がりに差が出てしまう施術です。経験不足の医師は、左右差が出てしまう可能性があります。特に、顔はもともと左右非対称の方がほとんどです。このバランスを見ながら注入していくのは、高度な技となってきます。
・眼瞼下垂
額ボトックスの際に注意しなければならない副作用です。注入箇所、注入量を誤ると、瞼を引き上げるための筋肉が弱くなってしまうので、眼瞼下垂が生じやすくなります。
・眉毛が吊り上がる
額ボトックスの際に注意しなければならない副作用です。注入箇所、注入量を誤ると、眉毛が吊り上がり怖い印象になってしまいます。
左右差が出てしまうと、さらに人相が悪く見えてしまうため注意が必要です。ボトックスの経験豊富な医師に施術をしてもらってください。
・噛む力が弱くなる
エラボトックスの際に注意しなければならない副作用です。ボトックスが効きすぎると、硬いものが食べられない、噛むときに違和感があるというようなことが起こりやすくなります。
・うまく笑えない
ボトックスを注入すると、表情筋の働きが弱まります。これにより、笑顔が不自然になってしまうことがあるのです。目元や口元などの注入では特に気をつけなければいけません。
ボトックスを受ける際に知っておいた方が良いことはありますか?
ボトックスの効果が出るタイミングや持続期間、ボトックスが効果的なシワとそうでないシワについて、ボトックスを受けることができない人についても知っておく必要があるでしょう。
・すぐに効果が出ない
ボトックスは、施術後すぐに効果が得られるものではありません。効果を実感できるまでの期間は、注入箇所により多少異なりますが、3日から10日程かかります。2週間ほど経過すれば、効果が安定している状態となります。
・効果は永久ではない
ボトックスの効果は、だんだんと弱くなっていきます。4カ月から半年ほどで効果が切れてくる方がほとんどです。効果が切れる前に施術を受けることで、効果を持続させやすくなります。
・深いシワには効果がない
ボトックスは、シワが刻まれてしまうのを防ぐ効果がある施術です。表情筋の動きでできるシワに効果を発揮してくれます。無表情の状態ですでに深い溝のようなシワが出ている場合は、ボトックスでは期待する効果を得ることができません。
ボトックスは、妊娠中、授乳中の方、神経疾患のある方、抗血小板剤、抗凝固剤等を服用されている方などは施術を受けることができません。
ボトックスで起こり得る副作用や施術を受ける前に知っておきたいことをお伝えしました。ボトックスは、知識と経験のある医師に施術をしてもらえば、副作用が起こるリスクは少ないです。まずはカウンセリングで相談してみてください。
KILI CLINIC 院長/医師
笠 智就(りゅう ともなり)
2009年 香川大学医学部 卒業
2010年 熊本大学医学部附属病院 卒後臨床研修
2012年 熊本大学医学部附属病院 整形外科
2013年 熊本赤十字病院 整形外科
2016年 共立美容外科
2020年 共立美容外科 岡山院院長
2022年 KILI CLINIC開院
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先生、ボトックスは色々と副作用の事例を見かけるので少し心配です。