クマにはいくつか種類があり、すべてのクマがヒアルロン酸注入で改善できるわけではありません。まずは、どのクマなのか診察し、ヒアルロン酸注入が有効であると判断される場合は、ヒアルロン酸注入によるクマ治療をおすすめしています。
クマにはどんな種類があるのでしょうか?
黒クマ、青クマ、赤クマ、茶クマに分けることができます。
それぞれのクマの特徴を教えてください。
黒クマは、加齢により目元がたるむことは肌のハリが無くなることで目立ってきます。涙袋の下が影のように黒くなっている場合は黒クマです。黒クマは、上を向くと目立たなくなります。
青クマは、皮膚の上から血管が青く透けて見えている状態です。赤紫色に見える方もいます。皮膚を下に軽く引っ張って薄くなる場合は、青クマの可能性が高いです。
赤クマは、目の下の膨らみが目立っていて赤く見えている状態です。
目の下の脂肪により眼輪筋が押し出されることで目立ちます。茶クマは、色素沈着が原因です。目をこする癖がある方に多いクマです。
ヒアルロン酸注入で改善するのはどのクマですか?
ヒアルロン酸注入をおすすめしているのは、黒クマです。目の下のくぼみが目立たなくなるようにヒアルロン酸を注入することでクマも解消できます。
他のクマはヒアルロン酸では解消できませんか?
青クマの場合は、解消できるケースもあるのですが、ヒアルロン酸が透けるチンダル現象も起こりやすい部位のため、かえって青クマが目立ってしまう場合もあります。
スネコスと呼ばれるアミノ酸入りの非架橋のヒアルロン酸やベビーコラーゲンなどで治療する場合があります。茶クマは、色素沈着のためヒアルロン酸注入では改善できません。
レーザーや塗り薬などを用いて治療することが多いです。赤クマは、眼窩脂肪が原因となっているため、脂肪取りが有効です。
目の下は皮膚がとても薄くデリケートです。クマを目立たなくするためのセルフケアもありますが、間違ったセルフケアをして余計に悪化している場合もあります。クマの悩みがある方は、一度クリニックで相談してみましょう。
KILI CLINIC 院長/医師
笠 智就(りゅう ともなり)
2009年 香川大学医学部 卒業
2010年 熊本大学医学部附属病院 卒後臨床研修
2012年 熊本大学医学部附属病院 整形外科
2013年 熊本赤十字病院 整形外科
2016年 共立美容外科
2020年 共立美容外科 岡山院院長
2022年 KILI CLINIC開院
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先生、ヒアルロン酸注入でクマは改善できますか?