注入箇所の内出血や腫れ、むくみ、痛み、違和感、血管閉塞、感染症、アレルギー反応、チンダル現象などがあげられます。それぞれ詳しく説明します。
ヒアルロン酸注入は、針を使って行う施術のため内出血が起こる可能性があります。内出血の程度は個人差がありますが、大抵の方は軽い症状です。メイクで隠すことが可能で、1週間から2週間ほどで治ります。
ヒアルロン酸を注入した箇所が腫れたりむくんだりすることがあります。どれくらい症状が出るかは個人差がありますが、数日から1週間ほどで落ち着く方がほとんどです。
注入後に麻酔が切れて痛みが出ることがあります。痛み止めを飲むことで緩和できる程度の方が多いです。
ヒアルロン酸が血管に入ってしまうことで血液の流れが悪くなり血管閉塞が起こります。これにより皮膚が壊死してしまったという事例もあるため注意しなければいけません。
血管閉塞が起こる可能性は稀で、経験豊富な医師が適切な量を適切な箇所に注入すればほぼ起こりません。
注入部の熱感、痛み、腫れ、赤みが長引いている場合、感染の可能性があります。感染が起こった場合は、内服薬による治療をします。状態によって、ヒアルロン酸溶解が必要となる場合もあります。
ヒアルロン酸注入のアレルギー反応は、確率が0.05%とされておりきわめて稀です。ただし、アレルギー反応が全く起こらないというわけではないため、注意は必要です。アレルギーは1週間程度で起こる場合と3〜6ヶ月で起こる遅発性アレルギーがあります。
皮膚の薄い箇所に浅くヒアルロン酸を沢山注入してしまった場合に、ヒアルロン酸が透けて青白く見えてしまうことがあります。
ヒアルロン酸注入での副作用のリスクを減らすためにはどうしたら良いのでしょうか?
内出血や腫れ、むくみといった症状は、注入する箇所や量によって出てしまうことはあります。長引かせないためにも、血流を良くするような行動は控えるようにしましょう。
血管閉塞やチンダル現象などのリスクを減らすためには、解剖学の知識があり、経験豊富な医師に施術をしてもらうということが必要です。価格だけでクリニックを選ばないように注意してください。
当院では、解剖を意識した施術はもちろんですが、ヒアルロン酸を注入する際に特殊な針をほとんどの部位で用いることで、内出血や塞栓などのリスクを極力減らすことができます。また、アレルギーや塞栓は、原因となるヒアルロン酸をヒアルロニダーゼで溶かすことで症状を改善することができます。
ヒアルロン酸注入により起こる副作用についてお伝えしました。施術を受ける際は、リスクがあることもしっかりと理解しておきましょう。
KILI CLINIC 院長/医師
笠 智就(りゅう ともなり)
2009年 香川大学医学部 卒業
2010年 熊本大学医学部附属病院 卒後臨床研修
2012年 熊本大学医学部附属病院 整形外科
2013年 熊本赤十字病院 整形外科
2016年 共立美容外科
2020年 共立美容外科 岡山院院長
2022年 KILI CLINIC開院
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ヒアルロン酸注入ではどのような副作用がありますか?